こんにちは。大橋照美です。
「高くジャンプするためには、いったん低く沈み込む必要がある」
そんな言葉を聞いたことがありますよね。
あとから振り返ってみると、
「あのときの苦労があったから、今がある」
「あの経験が、その後の飛躍につながった」
そんなふうに思えることもあるでしょう。
何かを始める前の準備期間。
知識を蓄える学びの期間。
自分の方向性を模索する時間。
どれも決して無駄ではありません。
むしろ、長く続けていくためには必要な時間だと思います。
ただし、ひとつ気をつけたいことがあります。
それは、準備すること自体が目的になってしまうこと。
例えば、将来的に自分の知識や経験を活かして、オンラインで教える仕事をしたい。
あるいは、今あるサービスの売上をもっと伸ばしたい。
そう考えているときに、
「もっと勉強してから始めよう」
「このスキルを完全にマスターしてから」
「自分に自信がついてから販売しよう」
そんなふうに考え始めてしまうことはありませんか?
もちろん、学ぶことは大切です。でも、ここに落とし穴も潜んでいるかもしれません。
準備しすぎると、動き出せなくなる
ジャンプするために、少しずつ身体を沈み込ませているつもりが、いつの間にか座り込んでしまっている。
そんな状態になっていることがあります。
座り込んでしまうと、今度は立ち上がるのにもエネルギーが必要になりますよね。
ビジネスも似ています。
知識を増やす。
資格を取る。
新しいツールを覚える。
他の人の成功事例を調べる。
最初は必要な準備だったはずなのに、気がつくと、それらを繰り返すことが日常になってしまう。
そして、肝心の販売や発信は、いつまでも先送り。
これでは、せっかく蓄えた知識や経験も、お客様に届きません。
実は、私自身にも思い当たる経験があります。
頭の中であれこれ考えているばかりで、なかなか形にできない。自分にはまだ力が足りないのではないかと不安になり、さらに勉強したり、別のノウハウを探したり。
今思えば、かなり遠回りをしていました。
ある程度できたら、外に出してみる
では、どうすればよいのでしょうか。
私がおすすめしたいのは、
知識や経験がある程度蓄積されたら、今度はアウトプットに時間を使うこと。
完璧を目指すのではなく、まずは小さく形にしてみるのです。
例えば、オンライン教室を始めたいなら、いきなり立派な講座を完成させなくても構いません。
まずは、これまで人に教えてきたことを整理してみる。
小さな講座をひとつ作ってみる。無料で公開できるプラットフォームも多くあります。
人数で試してみる。
実際に受講してくれた人の反応を見て、内容を改善する。
こうした進め方もあります。
実際に人に提供してみると、自分一人で考えているときには見えなかったことが分かります。
説明が足りない部分。
お客様がつまずくところ。
思いのほか喜ばれる内容。
もっと知りたいと言われるテーマ。
こうした発見は、実践して初めて得られるものです。
ビジネスは、実践しながら育てていくもの
マーケティングには、仮説と検証という考え方があります。
最初から正解を知っている人はいません。
こんな商品なら喜んでもらえるのではないか。
この価格なら購入してもらえるのではないか。
この伝え方なら興味を持ってもらえるのではないか。
まずは仮説を立てて、実際にお客様に届けてみる。
そして、反応を見ながら改善していく。
この繰り返しです。
大切なのは、最初から完璧な商品を作ることではなく、お客様の反応を受け取りながら、必要とされる商品やサービスに育てていくこと。
頭の中で考えているだけでは、お客様の本当のニーズは分かりません。
だからこそ、ある程度準備ができたら、外に出してみることが大切なのです。
出すことで、次に必要なものが見えてくる
「呼吸」という言葉がありますが、呼は吐くこと、吸は吸うことを意味します。
まず外に出す。そして、また新しいものを取り入れる。
知識を蓄えることと、アウトプットすること。
この両方があって、少しずつ成長していくのだと思います。
もし今、何かを始めたいのに、なかなか動き出せないと感じているなら、一度考えてみてください。
本当に、まだ準備が足りないのでしょうか。
それとも、失敗したくない、もっと自信を持ちたいという気持ちが、行動を止めているのでしょうか。
完璧になる日を待っていたら、いつまで経っても始められないかもしれません。
あなたがこれまで蓄積してきた知識や経験は、すでに誰かの役に立つ可能性があります。
まずは小さく形にしてみる。
実際に届けてみる。
そこから得られた反応を、次の改善につなげていく。
準備ができたから行動するのではなく、行動することで準備が整っていく。
そんな考え方で、少しずつ前に進んでみませんか。
あなたの中に蓄積されてきたものを、必要としている人に届けていきましょう。
このブログでは、仕事や創作、日々の暮らしの中で感じたことを通して、自分らしい次の一歩について綴っています。
花や植物をモチーフにした作品づくりも続けています。
よろしければ、これからもお付き合いください。
My Next Botanical Days
大橋照美


