最近は、SNSで芍薬の投稿をたくさん見かけますね。
今が旬の時期なんですよね。
私もいつものお花屋さんをのぞきに行きました。
そうしたら、おじさん曰く
「あんまり良いのないんだよ。まだ蕾が固いのばっかりなんだ」
とのこと。
でもね、 お店の奥にピンクの芍薬があったから、
「これはどうなんです?」
と聞いてみました。そうしたら、
「これは全然良くない。(おじさんは気に入ってない様子) でもまだ楽しめると思うよ!あげるわ!」
と、3輪もいただいてしまいました。
私は可愛い色だなと思って見ていたからすごく嬉しかったです。
時々、こうやっておじさんは お花をくれるのです。
この日も、顔の大きさほどもある芍薬を3輪もいただき、抱えて帰ってくる時、本当に幸せな気持ちに包まれたのを覚えています。
余談ですが、若い男の人がお店の人と一緒に、一生懸命これから咲きそうな芍薬の蕾を選んでいました。
おうちに飾るのか、プレゼントなのか?
分かりませんが、 男性がお花をこんなに真剣に選ぶ光景は 珍しいですね。
それにしても、 前述のお花をくれたお店のおじさんには、商売の基本を教えてもらっている気がします。
3本も気前よくプレゼントしてくれるものだから私も嬉しくなって、帰り際には
「ありがとう!!!また買いに来ますね!」
と言う言葉も自然に出ていました。
そして今週も私はいそいそと、 そのお店にお花を買いに行ったわけです。
もっと安く買おうと思えば 別の選択肢もあるのに、私はわざわざ、そのおじさんがいるお店に行くのです。
ここには、いくつもの 心理的な要因が隠されているのですが、 私がこのお店に通い続ける理由は、 よく言われる「与えるから与えられる(返報性の原理)」 だけではないように思うのです。
オマケをもらえるから行くわけでもない。もっと安く、手軽に買えるお店はいくらでもあるのに、なぜ私はわざわざ、あのおじさんのもとへ足を運ぶのでしょうか?
考えてみると、理由は3つありました。
- プロとしての「嘘をつかない正直さ」
おじさんは売らんかなの姿勢で適当に勧めたりしません。 「今日は良いのがない」「これは納得いかない」と本音を言ってくれる。 だからこそ、おじさんが「今日のは良いよ!」と言ってくれた時は100%信頼できる。 私は商品そのものだけでなく、この「誠実さ」を買っています。 - 「モノ」ではなく「温かい関係性」を買っている
ただ花を手に入れるだけなら、ネットでも駅前のスーパーの切り花でも事足ります。
でも、あのお店に行くと「心地よい会話」や「温もり」がある。
おじさんと交わすほんの数分のやり取りそのものが、 お金を払う価値のある体験になっているのです。 - 「自分という人間」を見てくれている安心感
おじさんは誰彼構わず花を配っているわけではなく、私が花をドライフラワーなどの素材としても楽しんで使っていることを知ってくれています。だからこそ「まだ楽しめると思うよ」と託してくれた。自分のことを分かってくれている」という安心感がある場所に、 人は自然と惹きつけられ、帰りたくなるものです。
「同じお金を払うなら、この人から買いたい」そう思うから、私はこのお店に 気持ちよくお金をお支払いしているのですね。
ビジネスや集客の世界では 「まずは価値を与えましょう」と耳にタコができるほど言われますが、 本当にお客様の心を動かすのは、打算的なオマケではなく、 目の前の一人ひとりにどれだけ誠実に向き合えているか、 その姿勢そのものなのかもしれません。
もし、 なんだか私の商売 上手くいっていないなあ…
そう感じていたら、 「何を売るか」「何を配るか」の前に、お客様との信頼関係や、プロとしての誠実さを見つめ直してみるといいかもしれません。
それを心掛けるだけで、 きっと良い方向に向いていくはずです。
このブログでは、仕事や創作、日々の暮らしの中で感じたことを通して、自分らしい次の一歩について綴っています。
花や植物をモチーフにした作品づくりも続けています。
よろしければ、これからもお付き合いください。
My Next Botanical Days
大橋照美
【追記・2022年5月23日】
公式ジャンルランキング:ハンドメイド雑貨・手芸
114位まで上がっていました。
読んでいただきありがとうございます!

【追記・2020年5月24日】
公式ハッシュタグ#マーケティングでランクイン
しました。
読んでくださってありがとうございます。^^



